• 感じよう みどりの恵みと 木のぬくもり
  • 開催期間2021 4/15thu~5/14fri
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第30回森と花の祭典みどりの感謝祭

みどりとふれあうフェスティバル

みどりの感謝祭表彰者のお知らせ

5月8日(土)に開催を予定しておりました、「みどりの感謝祭式典」の開催は諸般の事情により中止となりました。

【式典内容のご案内】
・みどりの文化賞の顕彰
・苗木と花の特別贈呈
・山火事予防ポスター用原画入賞作品の表彰

【内容詳細】

第30回みどりの文化賞
私は森林の案内人
受賞者 田中惣次氏(74才)

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田中惣次氏は、東京都檜原村で約500ヘクタールの森林を所有し、江戸初期から続く林家の14代目である。首都圏の水瓶ともいえる地域で路網整備や新技術の導入による森林施業に積極的に取り組み、循環型の森林経営を行いつつ、その技術等を林研グループ活動等を通じて広く普及してきている。また、大都市に近い地理的条件を活かし、多くの人々に所有森林を提供しながらボランティア活動を支え、森や林業の魅力を伝える「檜原森林塾」を主宰するなど、幅広い実践活動を通じて森林・林業関係者等に大きく貢献している。

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急峻な所有林の管理に当たっては、路網整備の重要性に着目し、1990年頃から作業道の開設を始め、現在では約35,000メートルの作業道を整備して各種事業に活用するとともに、他に先駆けて林業機械による作業効率化を図り、搬出間伐等に積極的に取り組んでいる。さらに、雨天対策も含めて、薪への加工など育成天然林から搬出した材の有効利用に積極的に取り組んでいる。

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森林経営に当たっては、森林の持つ公益的機能の維持増進を図りつつ、その土地の生産力を最大に活用するため、優良大径材生産を目指すともに、コスト縮減を図るため優良な大苗の植栽と自然の力を借りた天然下種更新への取組や針広混交林施業に取り組むなど、経営者として明確なビジョンを描いて経営に当たっている。

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また、指導林家、林業研究グループのリーダーとしての自らの経験や技術のみならず、林業経営の魅力を普及宣伝するとともに、所有森林のうち20ヘクタールあまりを「遊学の森」として一般市民や子供たちの環境教育・自然とのふれあいの場として開放し、森林ボランティアと協働した作業を長年にわたり実施するなど極めて幅広い普及啓発活動に取り組んでいる。さらに、自宅敷地内に「フォレスティング・コテージ」を自家山林産の木材を活用して建築し、年間2000名を超える宿泊を受け入れ、副業としても安定した収入を確保しつつ、「遊学の森」を活用した普及啓発活動の拠点ともなっている。

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以上のように、氏の活動は、造林から生産・販売まで広範にわたる経営努力とともに、一般市民を巻き込んだ普及啓発活動にまで極めて幅広く及んでいる。永年にわたる地域社会の活性化や森林・林業・木材の普及啓発に果たしてきた功績は極めて大きなものがあり、後継者の育成と相まって、多くの林業者等の模範となっている。

(経歴・公職等)
1947 東京都檜原村に生まれる
1969 日本大学農獣医学部林学科卒業
同年 田中林業(自営)就職

全国林業研究グループ連絡協議会会長(2004~2010)
林業人材育成支援普及センター代表理事(2011~2017)
公益社団法人大日本山林会副会長(2011~2017)
一般社団法人全国林業改良普及協会副会長(2018~)
その他東京都、檜原村における森林整備・林業改良普及関係役職多数就任

(その他、受賞歴等)
1992 第10回朝日森林文化賞(森づくり部門)奨励賞受賞
2005 農林水産祭天皇杯(林産部門)受賞

森林インストラクター等森林林業関係の資格多数取得

(主な著書)
・私は森の案内人(創森社 1994)
・日本の森林を考える(明治書院 2011)
・本当はすごい森の話(少年写真新聞社 2016)